ミラーサイトなんか気にしなくていい
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SEO
近頃コンテンツをコピーされることに神経を使いすぎるWebマスターが増えている。
ほとんどが他のページと内容が重複しているページについては、評価が下がっていること事実である。
そして、パンダアップデートの導入により、重複ページヘの対処の重要性はさらに高まったことも間違いない。
「コピーページが作られるとペナルティになるのではないか?」
そんな不安が多くのWebマスターの間にあるようだ。
しかし、神経質になる必要は全くない。
それは何故か?
コピーページが作られることはごくごく当たり前のことだからだ。
例えば
- 新聞社などは、様々なポータルサイトに対してニュース記事を供給している。
- 教えてgooといったサイトは様々なサイトと相互にコンテンツ利用を行なっている。
- BLOGOSといったまとめサイトは著者の承諾のもと記事を掲載している。
これらの行為はスパムにあたるのか?
これらは常識的に考えて、コンテンツの正当な利用であるため、スパムとして判断するわけにはいかない。
検索エンジンはコンテンツがコピーされただけではペナルティを課すことはないのである。
では実害はないのか?
スパム系のサイトにコピーされただけの場合は、実害はないといってよい。
しかし、BLOGOSやYahoo!ニュースといった有名メディアの場合にのみ問題が生じる。
Googleはページの公開タイミングなどの様々な指標からどのページがオリジナルなのかを判断する。
しかし、オリジナルページの判断を誤るケースがままあるのだ。
その誤る代表的なケースが、コピー先が有名メディアである場合だ。
サイトそのものの信頼度が著しく異なる場合(アイレップの渡辺隆広氏は、オリジナルのページのページランク3以下で、コピー先提供先が6以上の場合を挙げている) は自サイトが検索結果上位に表示されず、コピーサイトだけが表示されるようになってしまう。
これはQDDというGoogleのアルゴリズムによるものだ。
検索結果の上位に類似のページが多数表示されることは検索ユーザーの利便性を損なうため、通常は同内容のページは一つしか表示されない。
このような場合のみが問題になってくる。
しかし、一般的にはスパマーの作るサイトは検索エンジンからの評価が低いため、このような問題は生じることはない。
不安だろうか?
不安だったら、同様に同じサイト内のコピーコンテンツについて上位表示されているか確認してみると良いだろう。 上位表示されていないはずだ。
QDDにおいて自サイトの順位が落ちることはなく、また、コピーコンテンツによって自サイトの順位が下ることはないので気にする必要はないのである。
そんなことを気に病むよりもコンテンツ充実のために1記事でも書いたほうがよっぽど生産的だ。
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