*

Googleがスマホ対応をランキング要因として重視すると発表 どう対応すべきか? | 「あなたならどうする」いしだあゆみ

anatanara-dousuru

公開日: : 最終更新日:2016/03/01 SEO

Googleがスマホ対応をランキング要因として重視すると発表 どう対応すべきか? | 「あなたならどうする」いしだあゆみGoogle、「スマホ対応」をランキング要因に利用することを決定。4/21から導入。

という記事が海外SEO情報ブログに掲載された。
これを読んだ人々の間で

「スマホ対応しないと順位が下がるのか!」

と、動揺が広がっている。
有名ブロガーでもこれをショッキングな取り上げ方をしているので、より一層動揺が広がっているようである。

私の見解を結論から書くと、

「あわてるべからず」

である。

「4/21までに対応を完了しなければならない」

となると残された時間は非常に短い。
今までスマホ対応してこなかったWebサイトはコスト、手間といった理由がありなかなか踏み切れなかったはずなのだ。
これを機会に、

「じゃあ、しょうがない、やるかぁ」

って決心し、先延ばしにしていたスマホ対応を行うならそれはそれでいいと思う。
しかし、

「スマホ対応しなければだめなんだ、検索順位がダダ下がりになったら困るから急いでやらなきゃ」

と考えるのは早計である。

スマホ対応は本来誰のために行うのか?

を考えてもらいたい。それは、

サイトを閲覧するユーザーのためである。
Googleもそれを考えている。
スマホで検索した場合に、スマホで見やすいページについてはそれなりに加点するなり、見にくいページについては減点するのは合理性がある。
Googleもユーザーにとって何が正解かを考えているのだ。

なのでいったんGoogleのことは忘れて、

スマホ対応はどうあるべきか?

をきちっと考えるべきなのだ。
(前回もブログに同じようなことを書いたなぁ)

私が考えるベストの対応の例として東横インをあげてみたい。

東横INNのモバイルページ

実に素晴らしい!
と思うのである。

スマホで検索するユーザのニーズはまさしくこれだろうって思うわけだ。
SEOなんかは正直どうでもいいという感じである。

このようにユーザーのニーズが先にあり、スマホではどんなニーズを満足させればいいのか?
を考えて時間をかけてじっくりと取り組むのが正解だと私は考えている。
ユーザーニーズの満足が先にあり結果として検索順位はそれについてくる。Googleが目指しているところも結局は同じところだからだ。

でも今すぐやらなくて大丈夫なのか?
という不安はあるだろう。

さほど心配するには及ばない。

スマホで見てめちゃくちゃになるとかユーザービリティが著しくだめだというレベルであれば早急に改善しなければならない。
とはいえ、これは検索エンジンがあろうがあるまいがやらなければならないことだ。
順位があがっていたとして、上記のような状況なら結局はスマホで来訪したユーザーに対して目的を達成することはできないからだ。

そうでもなければ、基本的に

「スマホはPCと同じように見ることができる」 

のである。
スマホでみて問題のないページの順位を著しく下げる理由は存在しない。だから、必要以上に恐れる必要はないのだ。

しかし、Webマスターツールのモバイルユーザービリティは見る必要がある。
それはモバイルユーザーに対してどこが使いにくいかという指標として非常に有用だからである。
もし、スマホとPCでユーザーニーズがさほど変わらないのであれば、モバイルユーザービリティも使って確認してやることはとても有用だ。
検索エンジンを恐れるのではなく、必要なことは優先順位をつけてやればいいのである。

じっくりやることをお勧めしたい。

いちばんまずいのは、

「御社のホームページはスマホ対応されていないですよね。これからはスマホ対応していないと、検索順位が大きく下がっちゃうのですぐ対応したほうがいいですよ。」

というテレアポに引っかかってしまうことである。
もう一度言う。

検索順位が大きく下がってしまうということはない。だからこんなテレアポに引っかからないことだけは注意を喚起しておきたいのだ。

最後にもう一言

Googleは大きくユーザーの利便性を損なうアップデートは行わない。

これだけは絶対に覚えておいたほうがよい。
それがわかっていれば、大した問題ではないことがわかると思うのだ。

関連記事

no image

SEOブログってしょうもない

「SEOブログなんてあんなもんはゴミだ」 とSEOの大家が言っていた。自分でSEOブログを書いてお

記事を読む

レンタルサーバーの選択は死活的に重要である | 来生たかお「君の選択」

ひどい目にあったのである。 付き合い自体は結構古く、色々お世話になったのだが今はコンサルティング契約

記事を読む

社会的活動範囲と被リンク

企業のサイトにおいては被リンクは何もしなくても集まるものだ。 他者との関係があるから、企業というも

記事を読む

記事を書くには理由がいる

あなたの会社で、理由を書かずに稟議を出して、 「お金を出してください。100万円」 って通るだろう

記事を読む

SEOの相見積もりに意味なんてない

画像はフリー画像の女性の写真。あっちこっちで見かける。ひっそり隠れた有名人ってところかもしれない。

記事を読む

プレスリリースにSEO効果を期待するのは間違い

間違いです。おしまい。 で終わりにしたいのだが、説明しておくのである。何故ならば、 「プレスリリー

記事を読む

最近ブラックハット系のブログに元気がない

当社としてはブラックハットSEOをクライアントさんにお勧めはしないのだが、やはり商売柄黒い手法も知

記事を読む

コンテンツSEOは達成すべき目的を明確にしなければならない | 吉田拓郎「人生を語らず」

コンテンツSEOって大抵失敗する。 その原因は大体、 「コンテンツさえ作ればなんとかなる」 という

記事を読む

WikipediaのSEOの定義は間違っている

「Wikipediaに書いてあることは正しい」 と思ったら大間違いである。Wikipediaは誰で

記事を読む

ニュースは常にウォッチしておこう| 最後のニュース「井上陽水」

今日のアイキャッチ画像は井上陽水の「最後のニュース」だ。うーん、これ懐メロというには新し過ぎじゃね

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

arigatou-anata
広告はすべて否認をすべきか? | 山口百恵「ありがとうあなた」

被リンクのチェックはかったるい仕事である。 しかも、被リンクはウェブ

anatanara-dousuru
Googleがスマホ対応をランキング要因として重視すると発表 どう対応すべきか? | 「あなたならどうする」いしだあゆみ

Google、「スマホ対応」をランキング要因に利用することを決定。4/

alice
スマホ対応が難しい真の理由 | アリス「未青年」

「スマホ対応と安易に云う勿れ。」 もう一度云うのだ。 「ス

nichijyo
SEOはプレゼンテーションであると考えよう | 嘉門達夫「日常」

オーバーオプティマイゼーション(Over Optimization )

Visitors
ブログのタグをSEOの観点からどう扱うのが正解か | 佐野元春「SHAME-君を汚したのは誰」

「そのタグ大丈夫? Webサイトにタグを貼る前にチェックしたい2つのこ

→もっと見る

  • 順位は上げるものではなくて上がるものです
  • 2024年4月
    « 3月    
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930  
PAGE TOP ↑