SEOの記事を鵜呑みにするな
公開日:
:
SEO
※「SEOが専門ではない人のSEOの記事を読むな」というタイトルだったのですが、辻正浩氏よりご指摘を頂いたので、修正しました。
ありがとうございます。せっかく、ありがたくもご指摘を頂いたので、記事を没にするよりも、参考のためにそのままにしておきます。
確かにSEOの専門家を名乗っている人の書いている内容にも嘘はたくさんありますし、基本的な事実誤認があることもあります。
当ブログにもありそうなので、何か間違いがありましたら、ご指摘くださいませ。
SEOは技術の陳腐化が激しいため、半年前の知識が既に間違いってことは往々にしてある。
まあ、半年前だったらよしとしたものかもしれないが、10年前ですか?ってレベルの古い知識が書かれていることすら普通にある。
それでまたこれが難儀なことに、この手の記事のほうがネットでは拡散することが多いのだ。
SEOの専門家のブログというものは(このブログもそうかもしれないが)SEOの基礎的な知識があることを前提に書かれている。
だから、わざわざこの手の基礎的な部分での間違いについては自明のこととして書かない。
(基礎的な間違いって何か?まあ、書いてみましょうか。
meta keywordsやmeta descriptionが順位に影響するとか、.phpといった拡張子はダメであるとか・・・。)
専門家のブログでもたいていそのようなことは間違いであるということは書いてある。
しかし、ブログやソーシャルメディアというものの性質上、最新の記事しか読まれない。
だから、正しい記事は埋もれたまま、本来読まれるべき人の目に触れないのだ。
特にソーシャルメディアでは記事が新しいことがほぼ絶対的に正義だ。
その賞味期限はごく短く、ほんの数時間から長くて数日といったところだ。
間違った知識であっても、新しい記事であるがゆえにそのごく短い時間の間に大きく拡散してしまうことがある。
100書いてあるうち、50ぐらいが嘘の記事なんかもあって、笑えるやら、おかしいやら、切ないやらそんな複雑な気持ちになる記事もよく目にする。
それがまた数百ものはてブを集めていたりとか、いやいやホント、どうしたもんやらって思う。
なので強調しておきたいのだが、
- 人気ブログであること
- はてブが多数ついていること
- ソーシャルネットワークで大きく拡散していること
- はてブやソーシャルネットワークで「勉強になった」というコメントが多数あること
と記事の信頼性は一致しないのだ。
原則的にSEOの専門家以外のブログのSEO記事を信用してはいけないと考えて欲しい。
関連記事
-
-
ブログのタグをSEOの観点からどう扱うのが正解か | 佐野元春「SHAME-君を汚したのは誰」
「そのタグ大丈夫? Webサイトにタグを貼る前にチェックしたい2つのこと」 という非常に素晴ら
-
-
順位に影響がないと言い切れる要因なんかない
ほとんどのことはSEOにとって考慮する必要がない事柄である。 HTMLのコーディングのほとんどはS
-
SEOはシステムエンジニアリングではない
コンピュータ将棋がついにプロの将棋指しを破る時代になった。ちなみにプロの将棋指し(プロ棋士って言い
-
SEO業者に対する眼差しが冷たいのは
私は交流会とかセミナー等に行くのが結構好きである。職掌柄、あまり社外に出ることがないので、この種の
-
ソーシャルの指標はSEOに関係するか
アイレップの渡辺氏が「Facebook と SEO の関係 - Facebookページの人気度は検
-
NAVERまとめってそろそろやばいと思う
NAVERまとめ大人気だ。 でもこれってやばいと思うわけだ。 自分でコンテンツを作ってない。他人が
-
SEOにおけるネガティブな要因とは | 山下達郎「ついておいで (Follow Me Along)」
SEOでやるべきことで最も重要な事は、 1.最低限SEOを考慮した作りにする 極論を言えばtitl
-
SEO会社に払うお金は何に対する対価か? | 美川憲一「お金をちょうだい」
今日のアイキャッチ画像は美川憲一の「お金をちょうだい」である。titleだけ(タイトルって変換する
-
検索順位が下がった時は我慢することが第一の選択肢 | 夏木マリ「絹の靴下」
検索順位が上がらない場合は、上がらない理由がなにかある。評価がその程度でしかないのには、その程度な
-
-
ブラックハットとダークサイド
今回のネタは何の役にも立たない単なる駄文(いつもか)なので、時間の無駄かもと思ったら、読まないこと