2015年のSEOのトレンドを勝手に予想してみる | 沢田研二「勝手にしやがれ」

公開日:
:
最終更新日:2016/03/01
SEO
2015年以降のSEOを予想するという記事は良い記事があるので、そこをあえて今年限定で書いてみるのだ。 SEOの近未来を予想するのは非常に難しいのだが、あえて、あえてやってみよう。
1.コンテクストSEOという言葉が流行る
コンテンツSEOという言葉は一種のバズワード化していて、不明瞭になってきているし、目新しさもなくなってきているので、次はこれが来るのではないか? と勝手に予想している。 コンテクストというものは背景、状況、書いている人のキャラクターといった、コンテンツ群あるいはサイト全体を通底するバックグラウンドといったようなものである。 アフィリエイトサイトが独特の無機質な感じがするのは、コンテクストが存在しないからである。 コンテクストが確固としてあるサイトはサイト独特の雰囲気がある。
コンテクストを検索エンジンは評価するのではないか?
という機運がなんとなく盛り上がり、コンテクストSEOって言葉が流行るような気がするのだ。
2.まとめサイトの順位の下落
検索エンジンは情報を分類、整理するのは自分たちの責務であると任じているところがある。 それ故に、ただ情報を整理しただけのサイトについては評価をしたくないと考えている。
しかし、現時点においてNAVERまとめといったサイトは上位に上がりやすい状態にある。 これはドメインの強さ故にこのような現象が起きる。
ページ毎にきちんと評価をしてただまとめただけのページは順位が下落して、独自のコンテンツを作りこんだページは順位が下がらないで済む。 といったパターンになるかもしれないが、そのようにページごとに精査するのはなかなか難しいので、一律でちょっとづつ下がるといった現象が観察されるかもしれない。
3.忘れられる権利についてクローズアップされる
個人の過去の風評や出来事などについて、削除申請によって削除されるような制度作りが進むかも知れない。 これはGoogleにとってはかなり嫌だろうが、ヨーロッパではすでに導入されているため、他国に適用しないわけにはいかないだろう。
4.ページを返すのではなく答えを返す検索が増える
Google Glassといったデバイスの進化に伴い、今の状況からしてどの答えを返すのが適切かをGoogleが判断するといったアルゴリズムが進化するだろう。 いわゆるGoogle Nowだが、その進化系的なアルゴリズムが生まれると予測している。 その人の検索履歴、行動履歴に応じて、プロフィールなどを作りそれに基づいて答えを導くといった、高度なパーソナライゼーションによる答えを導くアルゴリズムができるという気がする。
例えば、「美味しい店」と検索すると、その人の好みを推測して、好きそうなジャンルのお店をランキングして表示させたりとかするかも知れない。
5.SEO業者大淘汰
人工リンクがかなり効かなくなることによって食えなくなる、転業する業者が多く出ると思う。 それによって、業界地図はかなり塗り替えられるという気がする。 また、SEOによって収益を得ていた多くのアフィリエイター(人工リンクを使っている)にとって受難の時代が来るかもしれない。
といった感じで、勝手に予想してみたのである。 来年になったら、この中でどれだけ当たっているか検証してみたいのである。
関連記事
-
-
SEOブログってしょうもない
「SEOブログなんてあんなもんはゴミだ」 とSEOの大家が言っていた。自分でSEOブログを書いてお
-
プレスリリースにSEO効果を期待するのは間違い
間違いです。おしまい。 で終わりにしたいのだが、説明しておくのである。何故ならば、 「プレスリリー
-
SEOブログのネタの探し方と書き方 | 井上陽水「夢の中へ」
毎日一応更新しているのであるが、そんなにネタを出すのに困った事はない。 (まあ、あんまり大したこと
-
-
SEOはサイト制作に含まれる
今回はSEOの技術的な話だ。 SEOをやるのはいつがいいのか? 「今でしょ」 では残念ながらない。
-
中小企業のWeb担当者が自分一人で結果を出す方法 | 井上陽水「青空、ひとりきり」
中小企業の担当者は忙しい。 ホームページの担当者として任命されたのはいいものの、中小企業の場合だいた
-
検索順位を上げる確実な方法は一つしかない | 尾崎豊「卒業」
確実な方法は1つだけある。 それは何か? titleタグの中に検索キーワードを入れることだ。これは
-
不自然なリンクかどうかアンカーテキストをGoogleは大きな手がかりにしている | C-C-B「不自然な君が好き」
C-C-Bっていえば何といってもTBSのドラマ「毎度おさわがせします」 に使われて大ヒットした「R
-
WordPressの初期設定ではURLに気をつける
WordPressの初期設定はそれほど気にしなくてもいいと思っている。デザインといったようなものは
-
コンバージョンするキーワードはリスティングで狙うのが正しい? | 「狙いうち」山本リンダ
コンバージョンが取れるキーワードを上位表示させることは難しいから、リスティングで狙ったほうがいい?
-
SEOはプラスマイナスゼロを目指すべき | 間宮ひろし「新宿野郎」
今回のアイキャッチ画像は、間宮ひろしの「新宿野郎」である。日本歌謡史に燦然と輝く謎の曲だ。 歌詞

