過去のイベント・商品のページをどのようにして残すのがSEOの観点から正しいのか? | 堀江淳「メモリーグラス」
Web&モバイル マーケティング EXPO【秋】に出展してみて色々なことがわかったので、せっかくだから共有しておこうと思うのだ。
そこで、はたと困ったのだが、展示会自体の紹介をしたいのだが適切なページがない。
とりあえず、展示会の紹介のトップページにリンクさせてもらっている。
展示会の主催者に直接言いたいことでもあるのだが、企業がWebサイトを運営する上でとても重要なことであり、SEOの観点のみならずユーザーの視点からも大切なことなので書いておきたいのである。
- 定期的なイベントを行う
- 定期的に商品がモデルチェンジする
といった紹介ページがある場合の、サイトの運営の仕方である。
ユーザーが自分のサイトやブログなどで紹介をしようとする。
しかし、最新のイベントなり商品しか掲載していなかったとしたらどうだろう。
紹介されているページには、
「このイベントに行ったんだけどすごく面白かった!」
と書かれていたので、そのページにあるリンクをたどって主催者のページに見に行ったとする。
でも、その時のイベントの内容とかが掲載されておらず、新しいイベントの情報に差し替わってしまっていたらどうだろう?
リンクをクリックしたユーザーはきっとガッカリするはずなのだ。
ではどうするのが正解か?
正解は一つではないが、こんな方法がある。
<hr>
トップページはそのイベントについての包括的な内容とし、そのページからそれぞれ回ごとのページヘリンクさせる。
例えばこんな感じである。
トップページは
http://www.web-mo.jp/Home_Aki/
こんなURLでここから、
http://www.web-mo.jp/No5-Home_Aki/
http://www.web-mo.jp/No4-Home_Aki/
http://www.web-mo.jp/No3-Home_Aki/
http://www.web-mo.jp/No2-Home_Aki/
http://www.web-mo.jp/No1-Home_Aki/
こんな感じでそれぞれのイベントのページヘリンクさせる。
このURLは新しいイベントのページができたら告知の段階で、新しいURLを作るのである。
次回であれば、
http://www.web-mo.jp/No6-Home_Aki/
こんなURLだ。
SEOの観点からは、URLが変化することは、そのページにある評価を失うことなので大変好ましくない。
このようなURLの命名規則にしておけば、URLを変更することなく、ずっと保持することが可能だ。
<hr>
これが唯一無二の正解ではなく、他にも方法はある。
状況に応じてふさわしい方法を選択して欲しい。
紹介する側からするとそうして欲しいし、大部分のユーザーもそれを望むはずなのである。
実はSEOってそんなにテクニカルな要件が重要ではなく、
「読む人」
「リンクを張る人」
に対する気遣いが最も重要で、それを突き詰めて考えれば自然とSEOの最適解に近づくことがほとんどであるということを今回は書きたかったのである。
さて、実はイベントの感想についても書きたかったのだが、長くなってしまったので次回に譲ることにするのだ。
関連記事
-
-
検索順位の高いサイトと比べてみるとわかる
SEOをやっているのであれば、否が応でも順位が気になる。 順位なんてものは数ある指
-
-
SEOエンジニアの適性
SEOエンジニアには独特な感性がある。検索エンジンというシステムは、高度な数学的理論の上に成り立
-
SEOサービスもモノからコトに進化しなくてはいけない
とある県庁所在地のある駅で約束まで時間があったので、スターバックスで時間を潰すことにした。 アイス
-
-
【超裏ワザ】誰も語らなかったSEO業者からリンクを大量に無料でもらう方法
そんな裏技が存在するのか? 実はある。 しかもどんな情報商材とかでも多分語られていない(と思う・・
-
-
アンカリング効果の応用
「通常4800円の所を、今回は特別に・・・2980円!」 お得だと思いましたか? これが「アンカリ
-
被リンクの危険性とタバコのパッケージ
喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります。疫学的な推計によると、喫煙者は肺がんによ
-
もしライバル社の広告をクリックできたら?
「 もしライバル社の広告をクリックできたら?」 っていうとんでもないスパムメールがうちの会社にも届
-
ニュースは常にウォッチしておこう| 最後のニュース「井上陽水」
今日のアイキャッチ画像は井上陽水の「最後のニュース」だ。うーん、これ懐メロというには新し過ぎじゃね
-
SEOはいつかSEMに収斂する
このタイトルって変である。そもそもSEOはSEMの一部分だし・・・。 でも、現実にはSEOとSEM

