ソーシャルメディア運用からのナチュラルリンク獲得がSEOの重要な位置を占める
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Googleはキーワードとコンテンツの適合性をかなり理解できるようになってきている。
しかしながら、検索順位における重み付けに占める外部リンクは今でも重要だ。
そして、現在では自作自演やSEO会社から購入された人工的な外部リンクを見破る力は飛躍的に高まっている。
だから、ナチュラルなリンクをもらうことが重要なのだ。
ナチュラルなリンクをほんの数本でもいいのでもらうことを、SEO戦略の重要なポジションに位置づけるべきと私は考えている。
私の感覚でもそうだし、友人のSEOのエンジニア達も感じているようなのだが、
「相互リンクとか、どうでもいいYomiSearchとか、へなちょこな無料ブログとかからの被リンクはほとんど効かなくなってきた」
という感じである。
裏を返して言うならば、
「ホンのわずかであってもナチュラルなリンクは効く」
ということだ。
ごく僅かであってもナチュラルなリンクだとGoogleが認識すれば、全く評価は変わってくる。
0と1には果てしなく大きな違いがあるのだ。
レストランのネット上のレビューを見てABこちらに行くか決定するケースを考えてみよう。
レストランAはレビュー数が3。
レストランBはレビュー数も1。
レストランBのレビューを書いている人は、たまたま自分の知人だったとする。
で、その知人が、
「美味しかった」
と書いていたらBに行くという選択をする人が多いだろう。
レストランのレビューはステルスマーケティングが横行しており、信用出来ないと考えている人が多い。
信用出来ない多くのレビューより、確実に信用できる1つの意見が貴重だ。
被リンクもこれと同じ。
Googleが信頼を寄せているサイトからの1本のリンクは、へなちょこな100本の人工リンクを凌ぐ価値がある。
だから、是が非でもナチュラルなリンクを取りにいくのである。
そのための最大の武器がソーシャルメディアの運用だ。
どれほどいい記事を書いたとしても、ソーシャルメディアを運用していなければ、PRする手段がない。
検索エンジンからの来訪だけが頼みになる。
特にサイト開設直後や、元々評価が低かったサイトなどが頑張って更新を始めたといったケースでは、特に辛いのだ。
PRをアシストする手段として、ソーシャルメディアの運用が有用である。
もし、普段から100人とアクティブ交流しているのであれば、100人の人に伝えることができる。
良いコンテンツであればさらにシェアされたりして、大きく伝達できる。
結果として、はてなブックマークされたり、ブログで取り上げられたりすることも出てくる。
このようなリンクが貴重なのだ。
また、ソーシャルメディアの運用をしていると、どのようなコンテンツが人気が出やすいか?といった勘所もつかめるようになってくる。
これからは
「SEOか?ソーシャルメディアか?」
といった二者一択でなく、二つはセットとして考えるべきなのである。
※画像はFreebies: Candy Social Media Iconsよりいただきました。
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