WordPressのSEO設定はどこまでこだわるべきか? | 村下孝蔵「浜辺にて」
公開日:
:
SEO
WordPressのSEOの設定はどこまでいじるべきか?
「いじる」
という言葉の意味であるが、個別ページについては設定によってSEOの優劣はほとんど変化しない。
トップページについてはSEOは重要ではあるのだけど、基本的には設定の問題ではなく、ユーザーの導線をどのようにするか?といったような問題である。
設定でとってもいじりたくなる(いじったほうがSEOの観点からポジティブな影響があると考えられる)ポイントであるが、
「どのページをGoogleの登録ページから排除するか?」
「どうやって登録させないようにするか ?」
この2つだろう。
デフォルトの設定であれば、全てのページがGoogleの検索結果に登録される(インデックスされるという)ようになっているが、
「内容薄いページ」
「他のページと重複する内容のページ」
これらはSEOにおいてネガティブな要因になりうる。
けっこう面倒くさい。
こうしたほうが無難だ。
というような答えはあることはあるが、全ての場合において当てはまる解はない。
どう考えればいいのか?
原則論としては
「検索結果に表示されて欲しい」
と思うページはインデックスされるようにする。
検索結果に複数表示させる必要はないと思える似たページがあれば、副から正へcanonicalでまとめちゃうのが原則。
副になる側のページについてはnofollowで検索エンジンが辿らないようにしちゃえば、検索エンジンが無駄足を踏まないで済むのでこんなやり方もよい。
とこんなことを書いていると、言葉で書くのはそれほど難しくないが、個別の局面においてどう考えるか?
はかなり頭をひねる必要が出てくる。
そして、もっともっともっと重要なことがある。
それは、
設定をミスする可能性がある
ということだ。
設定をミスしてしまうと全て台無しになってしまう。
上記に挙げたcanonicalやnoindex、nofollowは超取扱注意のタグである。
正しく取り扱わないと、インデックスから想定外のコンテンツ群が消え去ってしまうという恐ろしい事態を引き起こす。
正しくコーダーに伝えることができるか?
コーダーは正しく実装することができるか?
そもそも、
指示をする側が100%正しく理解しているのか?
中途半端な知識でこれらのタグを使うととても危険である。
いわば劇薬みたいなもので、ちゃんと深い知識のある医師が使うなら有用だが、そうでない生半可な知識をもって使うととても大きな害をもたらすものとなる。
で、劇薬ならリスクを鑑みても、それに相応する利益がある。
しかし、これらのタグにはそこまでのメリットはないと私は考えている。
何も考えずに作っても、Googleは大体よきにはからってくれることが多い。
きちんと100%正しく実装できる自信があれば、こだわるべきではあると思うのだが、その自信がなければ一切手を触れないほうが無難であると私は考えているのである。
関連記事
-
-
SEOの実験結果といわれるものを鵜呑みにするな
こんなことをやったら順位が上がった。 っていうような実験結果ってよく見る。しかし、この手のものは
-
SEOで一番重要なことはSEOし過ぎないことだ | 「愛されてばかりいると」井上陽水
技術的な事柄を文字通り覚えて、それをやり過ぎることからSEOにおける悲劇が起こる。 「タイトルには
-
検索順位上位をとれる裏ワザ
このタイトルは半分釣りだが、半分は釣りではない。役に立つかもしれないし、役に立たないかもしれない。
-
ホッテントリーメーカーからSEOを考える | 内山田洋とクールファイブ「噂の女」
最近(でもないか)、Gunosy経由のアクセスが非常に重要である。当ブログはSEO(と昭和歌謡)に
-
-
検索順位の高いサイトと比べてみるとわかる
SEOをやっているのであれば、否が応でも順位が気になる。 順位なんてものは数ある指
-
答えは検索結果の中にある
以前「卓球とブラックハットSEO」という記事を書いた。全く余談なのだが、「卓球 SEO」ってキーワ
-
SEOではリーチできる限界がある | 浜田省吾「MONEY]
最近はSEOのブログなのか懐メロのブログなのか、さっぱりわからなくなってきていますが、皆様お元気で
-
伝聞・無関係なことと正しい観察が混同されるSEO情報 | 清水ミチコ「I Feel Sad」
SEOの正しい情報を持っている人っていうのは少ない。 情報を持っていない人がどっかのブログで見たりと
-
エイジングフィルターってあるのか
エイジングフィルターというSEO用語がある。 用語があるからといって存在するとは限らない。