meta keywordsは本当に使ってないのか? | 東京プリン「携帯哀歌」
公開日:
:
SEO
meta keywordsは使われていない。
これはSEOをちょっと勉強した人にとっては常識みたいなものである。
いまだにmeta keywordsがSEOにとって有効だと思っている人もけっこう多いので、SEOの知識っていうものは世の中に伝わらないものだなぁってしみじみ思う。
これって最古のSEOの知識である。2007年時点ではほとんど効果がなくなっており、2009年の時点ではGoogleは順位計算に全く使用していない。という公式見解が出ている。
今だにSEOのためと信じてmeta keywordsを入れていると言っている会社が多いので、どれだけ知識がアップデートされていないのだろうとちょっと驚く。
では本当なのだろうか、
実は当社の公式ホームページはmeta keywordsを設定している。
トップページのmeta keywordsは
<meta name=”keywords” content=”寿限無,五劫,擦り切れ” />
となっているのである。
SEOにおいて全く効果が無いという言葉には3つの解釈があり得る。
- 効果がごくごく僅かすぎて効果を確認することができない
- 効果が全くない、でもGoogleはインデックスしている
- 効果が全くない、インデックスすらしていない
このうちどれなのじゃ?
という話である。
さて、当社のWebサイトで検証してみよう。
“寿限無” ”ニュージャパンテクノロジー”
と検索してみると、当社のWebサイトは全くヒットしない。
でも、面白いことは一つわかる。
自動生成されたページから大量にバックリンクされていることがわかったりする。
これらはGoogleからリンクとして評価されているのかどうかはとっても微妙。
私の見解としては、この手の自動生成系のページは基本的にGoogleからほとんど評価されていないだろうが、自動生成であることは認識されていると考えている。そのため、バックリンク自体は良くも悪くも作用しない可能性が極めて高い。
原則的には放置でよかろうと考えている。
横道にそれた、ではもっとピンポイントで検索してみよう。
“寿限無” site:http://www.nj-technology.co.jp/
1件もヒットしない。
おそらくはGoogleにインデックスすらされていないようである。
100%インデックスされていないとは言い切れないのだが、このような検索結果から考えると、meta keywordsはGoogleのSEOにおいて全く意味がないことは確かである。
関連記事
-
みんな因果関係と相関関係を誤解している
SEOがいつまでたってもオカルトから抜け出せない1つの大きな要因が、 「因果関係と相関関係をごっち
-
対策を考えず非難だけしていても状況は変わらない
最近また逆SEOの話題がちょっと盛り上がっているようなので、思うところを書いてみることにする。 イ
-
Web制作会社とSEO
Web制作会社の方と話をしていてよく感じることがある。 「SEOは必要だとおもうんで
-
プレスリリースにSEO効果を期待するのは間違い
間違いです。おしまい。 で終わりにしたいのだが、説明しておくのである。何故ならば、 「プレスリリー
-
検索順位を上げる確実な方法は一つしかない | 尾崎豊「卒業」
確実な方法は1つだけある。 それは何か? titleタグの中に検索キーワードを入れることだ。これは
-
お客さんが望むなら何でもその要望を叶えるのがプロなのか? | ザ・スパイダース「あの時きみは若かった」
今だになのだが、「このキーワードで順位を上げて下さい」 というご依頼を時々頂戴する。SEO業者だから
-
検索順位が下がった時は我慢することが第一の選択肢 | 夏木マリ「絹の靴下」
検索順位が上がらない場合は、上がらない理由がなにかある。評価がその程度でしかないのには、その程度な
-
WordPressの初期設定ではURLに気をつける
WordPressの初期設定はそれほど気にしなくてもいいと思っている。デザインといったようなものは
-
画像検索で上位表示させちゃうっていう裏ワザ
裏ワザでもなんでもないって言えばそのとおりなのだけど、SEOブログなので「裏ワザ」って書いてあれば