コンテンツ制作者の手足を縛ってはいけない | 尾崎豊「十七歳の地図」
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SEO, コンテンツマーケティング
縛られるっていうと尾崎豊だろう。と思うのはやっぱり私がおじさんなわけで。
さて、早速本題。
コンテンツで集客しよう。
という流れは加速する一方である。
SEOにおいてもコンテンツSEOという言葉が一般化し、それが普通になりそろそろ誰も使わなくなりそうな勢いである。
目新しい考え方ではなくなってきているのだ。
- コンテンツを作ることで、ファンを醸成し徐々に見込み客を作っていくという取り組み
- 商品の意外な一面にフォーカスした活用法といった面白いコンテンツから集客する
- 心を動かすコンテンツによってナチュラルリンクを獲得し有利なSEOのポジションを得る
このようなコンテンツを作ることによって、大きな集客力・コンバージョンを生み出す取り組みがコンテンツSEOである。
しかし、これは当たり前のことではある。今までの被リンク一辺倒のSEOがただ畸形であっただけなのだ。
さて、前述のような目的を達成するためにコンテンツSEOは人の心を揺り動かさなければならない。
人の心を揺り動かすためには、束縛されない自由が必要である。
コンテンツを担当者が作る。
上長が承認する。
そのまた上長が承認する。
といったことをやり、都度修正が入ったとしたら凡庸なつまらないコンテンツが出来るだけである。
大きな会社、伝統のある会社などは、このようなフローがあって面白いコンテンツが生まれない土壌が存在しがちだ。
私の知り合いの会社にも、どうでもいい細部にこだわって修正をたくさん入れるという人がいる。
どうしてそう直さなくてはいけないのか説明ができないのに、俺がそう思うんだからそうしろの一点張りだそうだ。
こんなことをされると、 ユーザーではなくて上司の顔色を見てコンテンツを作るようになってしまう。
本末転倒である。
ガイドラインだけはあってもいいが、自由に伸び伸びとコンテンツを作る環境が必要だ。
シックス・アパート社のソーシャルメディア利用ガイドラインは非常にシンプルで参考になる。
この程度の縛りにとどめておいて、自由に書かせるのがいいと思うのだ。
そこで私がおすすめするのは、添削ではなくて、
「ここが面白かった」
というプラスのフィードバックをすることである。それはモチベーションを高める効果がある。
それは大いにやることを推奨である。
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