SEOにおけるよこしまの定義について多くのWebマスターは誤解している | 村下孝蔵「美しすぎるミステイク」
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SEO
何で検索順位が落ちてしまったのか?
正しく理由を知ることは非常に難しい。
それがわかったらそれだけで飯が食える。
SEOコンサルタントでも順位下落の原因がわからず苦しむことが多々ある。
一番難しい理由はgoogleの順位評価の計算の指標は200以上もあり、それが相互に関連しあっているためである。
まあ、それはおいておくとして、覚えておいて損のないことなので書いておくのだ。
Googleからの評価が下がった時は、後ろめたいことをしなかったか胸に手をあてて考えてみましょう。
っていう観点で考えることが重要なのだ。
例えば、地名プラスホニャララといった掛けあわせキーワードで全て検索に引っ掛けようとして、 営業エリアと称して自店舗の周辺の全市町村の名前を書いたりとかっていうのはダメだ。
こういうのがよこしまな考えっていうのである。
この手の検索エンジンがなかりせばやらなかったことは何か?検索エンジンにだけ見せたいような何かはなかったのか?
を考えると答えが出る可能性が高いのだ。
で、そう考えると理解できることがある。
よく誤解されることなのだが、
「Amazonアフィリエイトのタグを貼ったのがやっぱりいけなかったのかなぁ・・・」
っていうように下落の原因を勘違いするのがよくある誤解だ。
「アフィリエイトタグは検索エンジンがなかったとしても貼ったよね?」
ってことなのである。
儲けようとしたことが後ろめたいって思うのかもしれないが、別に儲けることは悪いことじゃないし、それで言えば大多数のWebサイトは全て悪だということになってしまう。
検索エンジンがなくっても(それ以外に集客手段があってWebサイトに来る人がいるとして)アフィリエイトタグは貼るつもりなのだろうから、別に検索エンジンから見てこれは悪いことではないのである。
このような原因で下落したのではないか?と考える勘違いが多いので今回はこれについて書いてみたのだ。
まあ、日本人のモノの考えとして、なにもしないで稼ぐ、とか不労所得を悪だと考えるメンタリティがあるので、これが勘違いの原因になってしまうのかなぁと私は勝手に考えている。
とは言え、アフィリエイトタグの貼り過ぎはやっぱりダメである。
アフィリエイトタグしかないサイトって誰が見たいの?
コンテンツだと思ってクリックしたら、アフィリエイトの商材のページに飛ぶ騙しページは怒りを掻き立てるでしょ?
っていうことだ。
このての検索エンジンがなかったとしても、ユーザーにとってダメなページを作るのはやっぱりNGで、そんなユーザーにとって利便性のないページは検索エンジンも評価しないのだ。
さて、恒例の蛇足
今日のアイキャッチ画像は村下孝蔵の「哀愁物語」と「美しすぎるミステイク」のシングルである。
村下孝蔵は早くして夭逝した叙情詩人シンガーソングライターである。
彼は傑作を数多く残しているが、このシングルはまれに見る駄作と言っても過言ではない。
デュエットで歌っている中林由香はかなりの歌唱力があるにも関わらず、このシングルを出して後、結局売れず一般人に戻っている。
作詞をしているのは阿久悠、作曲村下孝蔵、編曲は水谷公生(これちゃんと変換するってGoogleIMEはすごい)というすごいメンバーにもかかわらず、こっ恥ずかしくて聴くだけで鳥肌が立ってしまう曲ができてしまうという、最高級の食材で恐ろしくまずいものを作ってしまったという、いい見本のような、以って瞑すべしって感じなのである(意味不明)。
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