ガイドライン違反を繰り返す SEO 業者への対応を予想してみる | 北原ミレイ「ざんげの値打ちもない」
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SEO
Googleから今月の25日(2013年の10月25日)ガイドライン違反を繰り返す SEO 業者への対応についてという告知があった。
先月の21日に東京で開催されたCSS Nite LP, Disk 29「SEO 2013」というセミナーで、Google社の金谷氏が「再審査リクエストの手続きの流れとそのポイント」というテーマで解説を行っていた。
その中で、しょっちゅう名前の上がるSEO業者というものはあると言っていた。
いわば常習犯ってやつである。
どこの会社なの?って質問が司会の安田氏からあったのだが、残念ながら答えてはくれなかった(まあ、あたりまえだのクラッカーであるw)
SEOそのものをGoogleは敵視をしてはいないが、この手のSEO業者はGoogleの敵である。
何らかの処罰をするのではないか?
と私は考えていたのだが、公式に、
複数の再審査リクエストにおいて、特定の SEO 業者に関して幾度も同じ報告が見られる場合、Google は、ユーザーを守るために適切な調査を行い、しかるべき処置をとる可能性があります。サーチ クオリティ チームは、今後とも、ユーザーを守るために、検索結果からのスパムの排除に全力で取り組んでまいります。
という発表がなされた。
さて、Googleは何をやるのだろうか?という話題でSEOの界隈は持ちきりだった。
で、私はGoogleは何をやるのか?
と 推理をしてみるのだ。
まずは、Googleがやれることを挙げてみようか。
- Adwordsのアカウント停止/Adwords認定パートナーの資格の剥奪
- SEO業者の公式Webサイトのインデックス削除
- Google公式サイト上での社名公表
といったところである。
これ以上のことは多分できない。
訴訟といった法的な制裁は、現行の法制度のもとでは不可能だと思われる。
Adwordsのアカウント停止といった罰は、リスティングをやっていないSEO業者には無効だ。
インデックス削除は現実問題ありうる。Yahoo!で以前流行ったスパムの虫眼鏡SEOは業者に対して、このような制裁をYahoo!は行った。
それによりドメインの変更を強いられたSEO業者が多数あったことは記憶に割と新しいところだ。
とは言っても、この時インデックスを削除されたのは、ホームページ上でおおっぴらに虫眼鏡SEOを販売していた業者が主だった。
(特定のIPから多数のクエリを実行した業者には、書面にてYahoo!から詰問状みたいなものが届いたという情報もあるが、私は見たことない)
やるとしたら、これかなと思う。
でも、Yahoo!の時と同じくドメインの変更をしてまた営業し続けることも可能なので、実効性としては今ひとつかもしれない。
社名公表はやるかやらないか微妙である。
行政は社名公表という処分を下すことがある。
本来、罰を下すのは司法の仕事だが、行政が自分の権限だけでできる処罰として大きな打撃を与えることができるものだ。
社名公表を受けた会社は世間の非難を浴び、倒産することもよくある。
Googleはこれをやるかもしれない。
しかし、場合によっては業務妨害罪で訴えられる危険もある。
よっぽどひどい場合だけ適用するとか、最初は警告にとどめてそれでも従わなければ社名公表をするって対応もあるかもしれない。
まあ、こんなところかと思う。
さて、アイキャッチ画像は北原ミレイの「ざんげの値打ちもない」である。
罪、罰というと私はこの曲を真っ先に思い出すのである。
この曲には幻の4番があったらしい。
あれは何月 風の夜 とうに二十歳も過ぎた頃
鉄の格子の空を見て 月の姿がさみしくて
愛というのじゃないけれど 私は誰かがほしかった
すごいわ。なんでカットされたのかわからないのだが、北原ミレイにはこれを唄ってほしいなって思う。
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