Googleはすべてのコンテンツを公平に扱っているわけではない(と思う)
公開日:
:
SEO
原則的にはGoogleはすべてのコンテンツに対して、アルゴリズムですべて優劣の処理をしておりそこに恣意性を加えていない(と思う)。
しかし、一点だけ例外があると思っている。
昨日更新のGoogle Japan Blogに昨日、「インターネットを大切な家族と安心して楽しく利用するためのツールをご紹介します。」
という記事が掲載された。
要はアダルトコンテンツのフィルターの使い方のことである。
私は、以前からアダルトコンテンツだけはGoogleは特別扱いしていると思っている。
実際にGoogleの社としての公式見解を述べていることで有名なマット・カッツ氏が、最初にやった仕事は、アダルトに関するキーワードのピックアップだったそうな。
その背景としては、世の中の人があまりにも検索するので、システムに対する負荷が高まってしまうため排除したいというのが理由だったとのこと。
その時に比べると、Googleのシステムははるかに処理能力を増しており、そのような理由においてはアダルトコンテンツを別扱いする必要はなくなった。
しかし、現在では上記のようにアダルトフィルターとして有効に活用されている。
さて、本題であるが私が思っているのは、
アダルト系のサイトというのは評価が低くされているのではないか?
ということである。
PageRankはしょせん飾りに過ぎないっていえばそのとおりではあるのだが、そのWebサイトがWebの世界でどれだけ影響力を持っているか?
という指標であるように私は感じている。
感覚的にいえば、Webサイトが持っているネット空間上の影響範囲の広さ って感じだ。
7のサイトっていうものは業界以外の人に対しても大きな存在感がある。
4っていうと、その業界ではちょっと存在感がある。
3っていうと凡庸で、0から2は無名かなって感じ。
(当社のPageRankはちなみに1。悲しい哉、無名って証明である)
で、アダルト系のサイトなのだが、大規模なサイトでも3を超えるサイトはまずない。
これは私の妄想なのだが、評価を引かれているような感じである。
マイナス2ぐらい補正されているように感じる。
なんというか、PageRankが上位表示されるされないの尺度と考えるとアレなのだが(アレってなんだよ)、Webサイトの持つネット上での影響力と考えると何となく合点がいく気がする。
Googleはアダルトサイトのネット空間での影響力を限定しようとしており、(実際しているし) それがPageRankに反映しているんじゃないかなぁって思っているわけだ。
今回の記事は妄想なので、厳しいツッコミはご容赦いただきたいのだが、何となく共感してくださる人もいるのではないかと思う。
関連記事
-
-
検索エンジンの先にいる人こそが重要
SEOって結局何のためなの? って話だ。 このコンテンツを必要としている「誰か」対して、自分が書
-
-
SEOについてすべて知る必要はない
SEOについてすべて知ることは不可能だしまたその必要もない。 SEOは基本的には、ユーザービリテ
-
SEO業者が困る難問 | 南野陽子の「楽園のDoor」
今日のアイキャッチ画像は南野陽子の「楽園のDoor」である。実はダイソーで買い物をしていた時にこの
-
晴練雨読について思うこと
SEOをやっている人だったら誰でも知っている、そんな業界人にとっての超有名サイトが 「晴練雨読」
-
-
広告はすべて否認をすべきか? | 山口百恵「ありがとうあなた」
被リンクのチェックはかったるい仕事である。 しかも、被リンクはウェブマスターツールでダウンロードす
-
定期的に自サイトが検索結果にどう表示されているか確認しよう | YMO「FIRECRACKER」
アイキャッチ画像には特に意味はない。っていうかほんのちょっとだけ意味はあるのだが、まあ、ホントにど
-
検索エンジンはえこひいきをするか
何をいまさら・・・、みたいな話なのだがYahoo!カテゴリの話しをしてみる。勘違いしている人が今で
-
リンクは取りにいくものだ
これまでのSEOにおいて、リンクは「買うもの」あるいは「貼るもの」であった。しかし、 これらは危険
-
Googleの発表を疑うべきか
Googleの発表を「疑う」SEO人と「基本的に疑わない」SEO人の2大派閥がSEO人の中に存在す
-
SEO会社がつく嘘の種類 | OFF COURSE「君が、嘘をついた」
SEO会社の私がこんなことを書くのも何なのだが、同業をDISるようでアレなのだが、返す刀で自分自身斬
- PREV
- SEOの記事を鵜呑みにするな
- NEXT
- 被リンクを依頼するなんてあり得ない