SEO情報との距離の取り方について | THE ALFEE「星空のディスタンス」
公開日:
:
SEO
SEM-LABOの阿部氏の記事「一次情報に踊らされない能力」にとても良いことが書いてあるので引用したい。
どうやって正しい情報を見分けるのか?
「一次情報を鵜呑みにしないことを意識する」
「一次情報に踊らされない能力を手に入れる」この2点で問題を解決することが出来ます。
私も全くもって同感だ
後者の能力を身に付けるためにリスティングには詳細なヘルプがあるが、SEOにもGoogle謹製のテキストがある。
これを読むのがおすすめだ。
様々なSEO情報を多読すれば正しい感覚が身につくという言説もあるが、それはあやしい。
SEOコンサルタントには派閥のようなものが存在しており、同じ派閥内の情報を集めているとそっちの方の考え方に自然に染まってしまう。
コンサルタントは同派閥の情報のみを紹介する傾向があるので、この傾向はより顕著になる。
ブログだけではなく書籍もそのような傾向があるため、書籍の情報も偏りがないとは言えない。
ではどうすればいいのか?
まずは絶対にブレないSEOの考え方の骨格を体得する必要がある。
これはGoogleがリリースしている、
を隅から隅までまずは読むのである。
たった32ページの小冊子なのだが、本職のコンサルタントでも時々読み返すぐらいよく出来たマニュアルである。
非常に網羅的で、役立つことが書いてあり、しかもSEOの極意のようなことも書いてある。
これを理解するのが第一である。
まったくの初心者であれば、これを理解できるかどうかが壁になるだろう。理解できないようであれば、まだ他のSEO情報に触れるのは早い。
逆上がりが出来ないのに、大車輪の練習をするようなもので無理だ。
SEO業者に丸投げをするというものどうかと思う。
(我々を信じて丸投げしてくれるのであれば、歓迎しますが)
まったくSEOがわからなければ業者の良否も判断できない。
まずはこれを熟読し、体得し、中に書かれている本質を理解する。
それが最重要で、判断する核を自分の中に作らなければならない。
もし、それがあれば様々なSEO情報に触れると、なんとも言えない違和感や、あるいはその逆に納得感が感じられるようになるだろう。
このような感覚を身に付けるためには多読ではなくて、正しいテキストを熟読する事のほうが重要だ。
感覚を身に付ければ、相手がいくら偉い(とされている)コンサルタントであっても騙されなくなるし、情報の正しい取捨選択ができるようになる。ということである。
関連記事
-
AISASモデルの謎 | イモ欽トリオ「ティアドロップ探偵団」
今日のコラムは単なる独り言なので華麗にスルーして下されって感じである。 AISASモデルって消費者
-
-
SEOは情報があれば誰でもできるのか
中学に入学した時に和英辞典を買ってもらった。そして、すごく興奮したことをよく覚えている。 「これが
-
中古ドメインに関して思うこと
今回のアイキャッチ画像は分かる人は分かるってことで、分かる人は「ああ、あれね」って思ってくれればそ
-
SEOが死ぬパターンを予測してみる | F・チリアーノ「私だけの十字架」
SEOは死ぬ死ぬと言われ続けて、なかなか死なない。 「いいのか!死ぬぞ!」 まるで断崖絶壁に立って
-
SEOで一番重要なことはSEOし過ぎないことだ | 「愛されてばかりいると」井上陽水
技術的な事柄を文字通り覚えて、それをやり過ぎることからSEOにおける悲劇が起こる。 「タイトルには
-
SEOにおけるよこしまの定義について多くのWebマスターは誤解している | 村下孝蔵「美しすぎるミステイク」
何で検索順位が落ちてしまったのか?正しく理由を知ることは非常に難しい。 それがわかったらそれだけで
-
SEOはいつかSEMに収斂する
このタイトルって変である。そもそもSEOはSEMの一部分だし・・・。 でも、現実にはSEOとSEM
-
SEO業者とハサミの使い方
こんなタイトルの記事を、SEO業者自身が書くっていうところがまあ笑わせどころではあるのだが・・・。
-
優れたtitle・descriptionをつけるたったひとつの冴えたやりかた
今回も釣りっぽいタイトル。でも、釣りじゃなくってマジで役に立つと思うので必見である。 ちなみに2日
-
記事を書くには理由がいる
あなたの会社で、理由を書かずに稟議を出して、 「お金を出してください。100万円」 って通るだろう