SEO対策をするとどれだけアクセスが伸びるのか? | 井上陽水「たいくつ」
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SEO, Yahoo知恵袋のSEOの質問
SEO対策って言葉は好きではない。 「SEO」の「O」は「Optimization(最適化)」のOなのですでに対策といった意味合いを含んでいるのである。 検索エンジン対策とか言われれば、それはそれでありだと思うので、どっちか一つにして欲しいのだが・・・
さて、本題。
Yahoo!知恵袋の質問で
「SEO対策をすると実際にどのくらいアクセスアップするものでしょうか?」
という質問があった。 業者にSEOを発注するとどれだけ効果が見込めるか? という話しらしい。
実際はやってみなければわからないというのが答えなのだが、少なくとも2つ言えることはある。
「狙っているキーワードの検索数が少ない」 「検索上位に上がらない」
のいずれかに該当すればアクセスは伸びないことは間違いない。 月間の検索数が1,000回程度しかないキーワードだと、1位を獲れたとしても月間せいぜい200アクセスぐらいしか取れない。 いわゆる上位表示とは検索順位10位以内を指すが、10位だったら30アクセス程度だ。
「このキーワードは重要だよ」
って思っているキーワードでもその程度しかアクセス数がないってこともよくあることだ。 月間30アクセスだとすれば、その施策に10万円払ったとすると、1アクセスあたり3333.33・・・円である。 リスティングをやったほうがよっぽどいい。
あとは、検索上位に上がらないこともよくある。
順位は上がるけど、充分なアクセスが得られるほどの順位まで上がらないってケースが多い。 今まで50位ぐらいでしたが、23位まで上がりました。 っていうようなケース。ずばりほとんどアクセスアップという意味では効果なしです。
むしろ対策を行ったことで、ペナルティになってしまったりするリスクを考えたら百害あって一利なしってレベルである。
さて、今日の蛇足の懐メロ
井上陽水の「たいくつ」である。
「爪が伸びている。親指が特に」って歌い出しがこれ。 この頃の陽水の歌詞が哲学的ですごく難しい。昔はなんとか理解しようと思ったのだが、あきらめました。 何となく分かるでいいのではないかと・・・
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