SEO業者が困る難問 | 南野陽子の「楽園のDoor」
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今日のアイキャッチ画像は南野陽子の「楽園のDoor」である。
実はダイソーで買い物をしていた時にこの曲が流れてきて、
「ん、聞いたことあるような・・・、このメロディは間違いなく来生たかおだろ」
と思って歌詞の一部をその場でググってみたらこの曲だった。
作曲はやっぱり来生たかお。 たかお節炸裂だわ。
当時、あのドラマは見ておらず、またあまりテレビとか見ない生活していたので、とても新鮮だった。
これ超名曲だなあって。南野陽子は歌手としてはアレかもしれないが、雰囲気出ていて聞きながら脳みそとろけそうだった。
さてなんでこの曲を選んだのかは後ほど・・・
さて本題。
当社はSEOのコンサルティングをしているので、クライアントさんから色々な質問をもらう。
その中でも困る質問がある。
私的にはそれを大きく分類すると3パターンになる。
1.CMSの改変に関わるような質問
システム改造コストとのトレードオフになる場合が多く、大抵難問。
それを費用をかけて回収して元取れるの?
っていう部分のジャッジが実に難しい・・・。
システムエンジニアの観点から、
「多分、ここを変更するのはコストが掛かりそうだな・・・」
ってなことを考えて、その観点から現実味のある施策を提案するようにはしているのだが、システムの抜本的な変更が必要だと考えられるケースは本当に悩ましい。
2.なんで順位が上がらないの?という質問
順位が下がったのですが・・・、に関しては明確な答えが見つかることが多い。
しかし、 上がらない場合は明確な理由がないことが多い。
やるべきことというものは多数見つかるのだが、じゃあそれをやったら本当に上がるの?
って言われると結構困る。
やって損はないのだろうが、やる手間を考えるとどうなの?って感じだ。
3.どうでもいい質問
「これをやったほうがSEO的にいいですかねぇ?」
っていう質問だ。
SEO的に・・・って言われると大抵はろくでもない質問であることが多い。
そんなことはSEOで考えたって答えは出ませんよ。ってな質問だ。
SEOではなくて、ユーザービリティとかの観点で考えて下さいね。
って言っても納得してもらえなくて、次から次へとどうでも良い質問を繰り返しされるのである。
SEOを本質で捉えてもらえるようになるべくご説明をさし上げるのだが、なんかわかってくださらないケースだ。
これはまあ、SEOをリスティングなどと同じように短期的な費用対効果を考えすぎているところに多い。
さて、なんでこれらは困るのか?
これらの質問に答えることはクライアントのビジネスに踏み込むことに他ならない。
順位保証型のSEOは、成果が上がらなければお金が入らないだけだ。
「陽だまりの 窓辺から
凍える町並み 見下ろすの
淋しさも 憎しみも
ガラスの向こうの物語」
ってな感じで、クライアントのビジネスがうまくいくかいくまいが知ったこっちゃない。
極端に言えば(別に極端でもないな)検索順位さえ上がれば、クライアントのサイトが大赤字でも別にかまわないのだ。
ところが上記のような質問に対して答えることはクライアントのビジネスを大きく左右する責任が生じる。
「そうね 世界中が 他人ごとなら
傷つかずに 過ごせるけど
心ごと 生きてゆきたくて
楽園のDoorから ひとり」
っていう感じで、他人事で済まなくなるのである。
1.は費用対効果が問われるし、2.は言われる通りやったのに上がらないのはなんでだよって言われるし、3.も2と同じ。
SEOというものは確実に、これだけの成果が出るということを確約できるものではないので、責任が降りかかるとどんな簡単な問題でも非常に難しい質問になるのである。
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