レンタルサーバーの選択は死活的に重要である | 来生たかお「君の選択」
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ひどい目にあったのである。 付き合い自体は結構古く、色々お世話になったのだが今はコンサルティング契約が切れているクライアントの社長さんから電話があった。
「社名で検索しても全く表示されないんですよ」
契約関係がないからどうでもいいって言えばいいのかもしれないのだけど、このクライアントさんは大量の新聞折込のチラシを撒いている。
チラシをみたお客さんが、Webサイトに来訪するのである。
社名で検索して表示されないという事態は壊滅的にヤバイ。
site:
を使って検索したら一応インデックスはされているが、様々なキーワードを入れてみてもまったくヒットしない。
ペナルティは疑わなかった。社名でヒットしなくなるっていうような悪いことはやっていない。
ウェブマスターツールを見てみる。
契約が切れてからはウェブマスターツールは全く見ていなかったのだが、見てみると数日前からクローラーが巡回できなくなっている。 なんで?
「Googlebot がサイトにアクセスできません」
だそうだ。 1週間ぐらい前から、完全にクロールしたページ数がゼロになっていた。
ちなみにこんな感じ。
なんでこんなことが起きたのか?
いきなり10/31を境にいきなりクローリングできなくなっている。
人間が見た場合は普通にページを見ることができた。
だから、まずはrobots.txtを一応確認してみたのだが、以前から変更はされていない。
まったくクローラー止めてないし・・・。
何じゃ?
嫌な汗が・・・。
・・・でも、落ち着いて考えてみると、原因はサーバーにしかなさそうである。
今のWebサーバーを管理しているフリーのエンジニアの人と連絡を取ってもらい、この日急遽打ち合わせになった。
(ちなみに20時半からw)
サーバーを管理している人はすぐ原因が分かった。
10/31に海外からメールサーバーに対する不正アクセスが続いていて、メールボックスがいっぱいになってしまったのだという。
その対処として、レンタルサーバー業者に海外からのアクセスを遮断してもらったとのこと。
(って言われた。サーバーを管理しているフリーのエンジニアの人から聞いたので、又聞きなのでズレているかもしれないが)
メールサーバーだけではなく、Webサーバーも止めちまったわけである。
ってなわけで、Googleのクローラーも巡回できなくなったのだ。
レンタルサーバー業者は大手の会社なのだが(Gから始まる会社ではない。念のため)、あまりの対応のまずさにあきれ果てたのだった。
いくつか間違いがある。
詳しい状況はわからんのだが、海外からのアクセスを全て止めてしまうという対応がダメ過ぎる。
なるべく限定して止めてよって思う。例えば中国から来ているなら、中国のアクセスだけ止めるとかさ、
Webサーバーはそのままにしておくとかさ、
レンタルサーバー業者なのに、クローラーの巡回まで止まってしまうってことに思いが至らないって駄目だ。駄目すぎる。
結局は、翌日レンタルサーバー業者に一旦は全部開放してもらって、とりあえずウェブマスターツールのFetch as Googleを実行した。
4時間後無事、検索結果に元通り表示されるようになった。
とは言え、今後どうしたものかなぁって・・・。
教訓としては不正アクセスが激増している現在の状況では、攻撃があった時に適切に回避するといった技術力のあるサーバー業者でないと、ビジネスに大きなダメージが生じる可能性があるということだ。
なんでもいいわけでもないということである。
さて、今日のアイキャッチ画像はまあ、どうでもいいって感じもしなくもないのだが、来生たかおの「永遠の瞬間」である。
このアルバムの第1曲目が「君の選択」である。けだるい曲調である。これをただ書きたかったってだけ。
私はこの曲にはまったく思い入れがないのだが(なら書くなよって感じw)、このアルバム自体は珠玉の出来と言っていい。
JR東日本のCMで使われた、「夢より遠くへ」 といったドラマティックで流麗な曲、「鏡の風」といった切ない曲が収録された素晴らしいアルバムである。
ぜひご一聴のほど
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